読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Lifehack工房

生活に役立つ英語の論文や記事を翻訳して紹介。 できるだけ他のメディアに日本語訳されてないものを扱います。 書籍からも知識を提供。 主なトピックは脳科学/心理学/ビジネス/言語習得/健康など。 https://twitter.com/LifehackFactory

あなたも鬱かも?ほとんどの人が気づいていない鬱病の5つのサイン

トイアンナさんが「落ち込みスイッチ」を見つけてコントロールすれば落ち込んでも怖くないと主張していました。

 

 

トイアンナさんが落ち込むときのスイッチは以下の二つです。

  • お腹がすいているとき
  • 睡眠不足のとき

 

確かにこれらは鬱病の人の典型的な症状と合致しています。

こういう症状を自覚して初めて自分で対処できたり、場合によっては病院でカウンセリングを受けたりすることができます。

この記事では典型的な落ち込みスイッチやサインを紹介して考察していきたいと思います。

 

現代人には鬱病が増えている。しかも自分が鬱病だと自覚していない。

最新の研究の調査結果によるとアメリカ人は80年代よりも現代の方が鬱病の人が多くて、しかも自覚が無いことがわかりました。

この研究では全米の思春期から大人まで690万人を対象にして調査しました。

 

論文著者のDr. Jean Twengeはこう語っています:

ここ最近では鬱病と診断される人が増えていました。その原因は鬱病への自覚と鬱病が恥ずかしいことだという認識が薄れたことにあると考えられていました。

 

しかしこの研究では鬱情の症状を知らない人が多いことがわかりました。つまり鬱病だと知らずに実際にはもっと苦しんでいる人がいるということです。*1

 

ほとんどの人が気づいていない鬱病の症状は以下の5つです。

  • 食欲が無い
  • 睡眠障害
  • 集中力の欠損
  • 落ち着きが無い
  • 気持ちが沈んでいる

著者はこう語っています

しかしこれらの症状があっても、直接鬱病かと尋ねても自分が鬱病だと言う人は少ないです。このことから鬱病の近年の増加の原因は「鬱病の人が自分が鬱病だと認めやすくなったから」とは言えないです。*2

 

具体的な数字を言うと80年代に比べ2010年代の十代は38%も記憶障害が多くて74%も睡眠に問題があることがわかりました。

そして50%の大学生は気持ちが沈んでいて、大人は睡眠不足で食欲が無く、落ち着きが無いということがわかりました。

 

しかし鬱病の症状が増えているのに10代の自殺率は少し減っているそうです。

これは鬱病の治療が少し進歩したからだと研究者は推測しています。

 

 

<考察>

自分が鬱病だと気づかないと対策ができないので、この鬱病の症状を知っておくと助かると思います。

トイアンナさんは「睡眠不足」と「空腹」を「落ち込みスイッチ」とおっしゃっていました。しかしこれは「スイッチ」ではなく鬱病の「サイン」とも考えられます。

 

つまり「睡眠不足だから、お腹が空いている」→だから「落ち込んでいる」のではなく、

 

「落ち込んでいる」→だから「眠れなくて、食欲が無い」という可能性があるということです。

 

これが落ち込みの「スイッチ」か「サイン」のどちらかとしても気づく事は大事です。

自分でこの「スイッチ」をコントロールできればいいのですが、それが難しいこともあると思います。

このブログでは心身が健康になるための研究を論文や書籍から紹介していきたいと思います。

1人でも多くの方が元気になりますように!!!

 

参考文献

link.springer.com

 

fortune-mag.line.me

*1:

“Previous studies found that more people have been treated for depression in recent years, but that could be due to more awareness and less stigma.

This study shows an increase in symptoms most people don’t even know are connected to depression, which suggests adolescents and adults really are suffering more.”

*2:“Despite all of these symptoms, people are not any more likely to say they are depressed when asked directly, again suggesting that the rise is not based on people being more willing to admit depression.”